クロード・ルルーシュ監督作「男と女」や、ロジェ・バディム監督作「素直な悪女」でブリジット・バルドーと共演したフランスの俳優、ジャン-ルイ・トランティニャン氏が2022年6月17日91歳で、フランスのガール県ユゼスにある自宅で、ご家族に見守られて亡くなりました。
ご冥福をお祈りするとともに、死因や家族関係などをお伝えしたいと思います。
ジャン-ルイ・トランティニャンの死因は何?
91歳という高齢ですが、2018年に前立腺がんと診断されたそうです。
既に80代だったということもあり、本人は特にがんの治療もせず成り行きに任せていたようです。
2021年には、元妻で映画監督ナディーヌ・マルカンによると、健康状態は既に悪化し、歩くこともままならなかったそうです。
治療拒否の理由は単に高齢だったからなのでしょうか?
ジャン-ルイ・トランティニャンの娘マリ・トランティニャンの死
ジャン-ルイ・トランティニャンの娘マリ・トランティニャンは、2003年8月1日、リトアニアで映画撮影中に恋人に殴られ41歳の若さで亡くなりました。
ジャン-ルイ・トランティニャンは、娘に会いに行く予定だったのに、行かなかったことから、自分が行っていたら娘は死ななかったかもしれないと、ずっと後悔し続け、娘の死と共に自分も死んだと思っていたそうです。
ジャン-ルイ・トランティニャンの妻たち
ジャン-ルイ・トランティニャンは3度結婚しました。
最初の妻は、女優のステファーヌ・オードラン、しかし結婚後すぐに、映画『素直な悪女』で共演したブリジット・バルドーと恋に落ち2年後には離婚。
2度目の結婚は、映画監督のナディーヌ・マルカン。死亡した娘のマリ・トランティニャンは彼女との間にできた娘です。
現在の妻は、ラリードライバーで13歳年下で、今78歳のマリアンヌ・トランティニャンです。
ジャン-ルイ・トランティニャンの代表映画作品
数多くの作品の中でも、ブリジット・バルドーと共演して話題となったロジェ・バディム監督作「素直な悪女」と、世界中で大ヒットしたクロード・ルルーシュ監督作「男と女」は、必見です。
2012年のカンヌ映画祭で、ジャン-ルイ・トランティニャンの出演したミヒャエル・ハネケ監督作「愛、アムール」はパルムドールを受賞しています。
この「男と女」の53年後を描いたクロード・ルルーシュ監督の2019年の映画「男と女 人生最良の日々」が遺作となりました。53年後に同じ俳優と監督が映画を撮るなんてステキですね。
ぜびご覧になってくださいね。